2011年1月4日火曜日

バタフライエフェクト3

主人公は過去の自分にタイムスリップ(ダイブ)する能力を持っているという設定。その力をつかい、殺人事件を未然にふせいだりして小銭稼ぎをしている。ある時、一人の女性が彼の家を訪ねてくる。その女性は、過去に殺された初恋の女性の姉。妹を殺した男の死刑執行日が迫っている。しかし、それが冤罪だと主張する。妹の日記には、主人公とつき合っていた時期に、実は冤罪の男ともつき合っていた、つまり二股の関係を持っていたことが記されていた。主人公はタブーとしてきたつらい過去と向き合うこととなる。
殺人現場へダイブ。でも、初恋の女性を救うことはできない。しかもその干渉により、姉までが死ぬことになり、さらにその後同じ手口で連続事件が発生することになる。自分の干渉によりシリアルキラーをうんでしまった。シリアルキラーを突き止めるために何度もダイブするが、事態は悪化するばかり。
クライマックスで犯人を追いつめたと思う主人公だが、そこには驚愕の事実が。。。って大体想像出来てしまうんだけど。シリアルキラーは妹だった。妹も主人公と同じようにダイブする能力を持っていた。妹は幼少期、自分を火事から救ってくれた実の兄(主人公)を愛している。兄妹を超えた感情を持っている。だから、兄が親密になる女性を知ると過去に戻って殺していた。
最後に、主人公は火事の現場にダイブする。そして妹を救わない。
エンディングで主人公は初恋の女性と幸せな家庭を築いている。娘には妹の名前を。ホラー映画のオチのように、その娘の心の底に悪魔がいることをにおわせる。
やっぱりこの手の映画は1作目が一番面白い。1作目はよくできていた。エンディングも切なかった。過去に干渉する部分が丁寧に描かれていて、そこから派生するパラレルワールドがリアルだった。でもこの作品はそこがぼんやりしていて全体的に強引なつくりになっている。
2010.1.1★2.5-

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