2011年1月4日火曜日

カプリコン・1

86年の映画。SFミステリー。25年前とは思えないスリリングな映像、あっと驚くストーリー展開。そもそもこの設定自体にしびれる。そしてエンディングの何とも言えないサッパリ感。
世界中が前人未踏の地、火星探索のニュースにわいている。
ロケット打ち上げ直前、3人の乗組員が何故かコックピットから降ろされてしまう。それを知らない民衆は無人のロケットが飛び立ったことも知らずに、打ち上げ成功に歓喜。3人が連れて行かれたのは、施設の一角にある倉庫。そこには、火星の地表を再現した巨大なセットが用意されていた。首謀する人間から事の真相が告げられる。費用不足で3人のための生命維持装置がつくれなかった。そのまま宇宙に行ってはただの犬死に。人類はがっかり→今後の宇宙開発費も削減。そこで人類史上最大の茶番劇を考えた。あたかも宇宙にいるふりをして巨大なセットで撮った映像を世界中に流そうと。もちろん3人は反対するけど、家族を人質に捕られてしまい、イヤイヤこの狂言にのることになる。
で数ヶ月ののち、探索機が地球に戻ってくるが、耐熱板のトラブルが発生し、大気圏突入直後、消滅。つまり地球に3人がいるのに死んだ人になってしまう。このままでは本当に消されてしまうと思った3人は逃亡。3人は砂漠を彷徨う。どこまでも続く荒野。見知らぬ惑星に降り立ってしまったような感覚。2人はあえなく拉致されてしまう。政府の陰謀に疑いをもった記者の助けがあり、リーダーは何とか逃げ切る。
そしてエンディングシーン。自分の墓の前で開かれているセレモニーに猛ダッシュしてくるリーダー。

2010.1.1★3.5+

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