ひどいなぁ、これ。まず、映像の質。テレビドラマシリーズのような平べったいというかやたらと現実的な質感。映画の世界に没入することが阻止されます。それからストーリー。後半にいくにしたがってご都合主義のオンパレード。
アメリカの地方都市で若い女性をねらった連続殺人事件が発生。このシリアルキラー、女を監禁し、体力が持つ限り、殺害→蘇生→殺害を繰り返す。
主人公の女は、この殺人鬼から唯一逃れられた女。犯人に6回殺された。生死を彷徨う中で、彼女は人の遺留物から持ち主の精神世界にダイブし追体験するという特別な能力を得た。連れ去られた保安官の姪を捜すためFBIと地元警察に協力することとなる。
終盤、工場跡の犯人を追いつめる。そんなに大きなまちでもないのに、FBIがこのいかにもな施設を探し当てられないこと自体腑に落ちないがそれは百歩譲るとして、主人公が遺留物から犯人の精神にアクセスできるのに、犯人の手に直接触れてもわからないのは絶対おかしい。第一、廃工場にそいつしかいないんだから、怪しめよ。
ダイブする度に何度も登場する精神世界のCGもしょぼい。
2010.4.10★1.0
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