2009年11月24日火曜日

インサイドマン

人質をとって立てこもった銀行強盗と交渉役の刑事の知能ゲームを主軸とした物語。50人の人質に犯人と同じペンキ屋の服を着せる犯人が集団に混じって脱出するという第一のトリック。全員が取り調べを受けることになるのだが、個々の取り調べシーンが断片的に前半部分にインサートされており謎を呼ぶ。さらに壁と壁の間の空間でほとぼりが冷めるまで時間を過ごすトリックにもまんまとだまされる。あの穴はトイレだったのかと。冒頭の独白シーンともうまくつながる。主役の刑事にはデンゼルワシントン。高い演技力が評価されているけどやっぱり大げさでおちゃらけているように感じてしまう。冒頭ニューヨークマンハッタンの風景とバックに流れるレゲエ調の音楽。スパイクリーの手にかかると現代アメリカはこうシンボライズされるんだろうけど、映画全体の印象を野暮ったくしていると思う。

2.5 2009.11.22

 

0 件のコメント:

コメントを投稿