2010年12月15日水曜日

ファム・ファタール

ブライアンデパルマ監督作品。カンヌ映画祭。パルムドールを受賞した映画監督がスーパーモデルと出席。そのモデルは1000万$の宝石を身にまとっている。その宝石を盗もうとする3人の強盗団。一人はこれまたスタイル抜群の女でメディアに変装して侵入。宝石をつけているモデルはレズビアンで、うまくトイレに誘い出し、あれこれしている最中に偽物の宝石と交換する手はず。ところが事件発生。モデルのボディーガードが異変に気づき、トイレに乱入。強盗団のリーダーが撃たれる。メディアに扮した女がそこで仲間を裏切り逃走。
時間は流れ、とある教会のシーン。裏切られた男達が女を追いつめる。女はホテルの吹き抜けから突き落とされるが、ここで謎の老夫婦が彼女を助け家にかくまう。どうやらこの老夫婦は自分の娘と人違いをしている。娘と女はうり二つの容姿。本当の娘は、旦那と娘を事故で亡くしてしまい失意の中にある。家にはアメリカ行きの航空チケットが。それをくすねる女。娘はチケットを無くしてしまったと勘違い。そして自殺。女は娘になりすましてアメリカへ逃亡。その飛行機の中金持ちの男(実は外務大臣)と仲良くなりそのまま結婚(そうしたことは物語の中ではあとで知ることになるけど)。
またまた時は流れ、バンデラス演じるパパラッチがアメリカ外務大臣の謎の妻を暴く依頼を受ける。バンデラスが撮った写真はメディアにでかでかと取りあげられ、当然強盗団の男達の目にもとまる。またまた強盗団の追跡劇がスタート。一方、バンデラスは、女の狂言によりはめられ誘拐犯に仕立て上げられてしまう。悪魔のような女は自分の旦那から身代金を取り上げ逃亡しようとする魂胆。そこに間抜けな強盗団の男もからみ、どたばた劇の果てに女は撃たれて川の中へ。。。
ここからがこの映画の見所。いっきにメタ要素が炸裂。
(超ネタバレ)
水の中に沈んでいった女。目を覚ますとそこは助けられた老夫婦の部屋のバスルーム。アメリカでの出来事は夢だった。夢オチ。夢の中で未来をみてきた。娘の自殺を防がないと自分の未来はこうなってしまう。。女は娘を助けるのだろうか。2010.11.27★3.5

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