2010年12月15日水曜日

悪夢のエレベータ

どんでん返し系ミステリーとして良くできている。マンションのエレベーターの中に4人が閉じこめられる。チンピラ風、ゴスロリ、派手なおっさん、サラリーマン。密室=極限状態の中で濃いキャラクターの4人はお互い裏の貌を詮索し合う。というのはほんのさわりの部分で、サラリーマンが死んでしまうところから物語は急展開。サラリーマン以外3人は、実はグル。チンピラ風の男はしがない探偵を生業にしており、サラリーマンの妻から浮気調査を依頼されていた。他の二人はそのお手伝い。全く殺す予定ではなかったサラリーマンがちょっとした事故で(これが実は話の根幹につながっているのだが)死んでしまったので、3人はこれを自殺にみせるために屋上から突き落とすという計画に変更。この計画がまた物語を複雑にしていく。浮気相手の女性が飛び降りようとしていたり、頭のねじのゆるんだ管理人を殺してしまったり。。
オチは言われてみればそうかと思うが、初見だと必ずぞっとできます。2010.12.12★3.5-

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