2010年2月1日月曜日

パラノーマル・アクティビティ

結論から言うとあんなに騒ぐ程怖くなかった。観終わった直後の率直な感想。時間が経つとまた感じ方がかわるけど、それは後で書くとして、何でこんなにヒットしているのか。これほどまでに社会現象化しているのはひとえにプロモーションが功を奏したから。「製作費130万興業収入80億」「これ以上の映画をつくることはできない」のフレーズ、TVコマーシャルの映画館の絶叫の様子、体験してみたくなる。
主人公の女は小さい頃から自分の周りで起こる怪奇現象に悩まされている。その何者かは、姿を見せず、自分に憑いてまわる。引っ越した先でも不可解な現象はおさまらない。そんな状況を解決しようと彼氏がほとんど興味本位の提案を持ちかける。夜通しカメラを回して怪奇現象の原因をさぐる。寝ている間にベッドの周りで何が起こるのか。定点カメラが映す映像を毎朝確認するかたちで物語は進んでいく。最初の晩は扉が少し揺れ動く程度だった現象は次第にエスカレート、かけているシーツがふわりと浮き、女が夢遊病のように徘徊する。ドスんドスんという音と浮かび上がる足跡。1階に消える女、絶叫、駆け付ける彼氏、そして。。。
結末はあっけない。心拍数あがらず。会場の中学生のおしゃべりに興ざめ。
同じPOVものならRECの方が数倍コワイ。
映像から強い印象は残らなかったが、事務所の暗く長い廊下を歩いている時にあのドスんという音がよぎる。化物の姿をあえて映像化せず想像力に委ねたからこそ、音の怖さが膨らんでくるのかも。
2010.1.30 ★2.0

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