2010年5月6日木曜日

グエムル漢江の怪物

韓国発モンスターパニックムービー。というのはメディアがつくりだしたプロモーションイメージで実際には家族愛と抑圧政治を風刺したシンプルなヒューマンドラマ。武装した兵士がグロい生き物と戦うただのモンスターものとは全く別物。CMのうさんくさいモンスターの造形を観て敬遠していたが殺人の追憶のポン・ジュノ監督作品だということを知り借りた。
とにかく、「チェイサー」でも思ったが韓国人の演技は熱すぎる。やりすぎ。本気なのかふざげているのかわからないところもあり、笑いをさそう。これは日本人にはない感覚だなぁ。ソンガンホは相変わらず凄い演技力でダメ親父ぶり、娘の名前を連呼しながら号泣するシーン、見所満載。
ベトナム戦争のアメリカの枯れ葉剤「エージェント・オレンジ」を風刺した「エージェント・イエロー」。この生物兵器によりグエムルは弱るが、近くにいた人間はぴんぴんしているのが腑に落ちない。
2010.5.3★2.5

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