2010年5月6日木曜日

天使と悪魔

最近観たハリウッド系大作映画の中ではエンターテイメント性に優れている良作。殺人予告時間までのタイムリミットを設定することで臨場感を増している。
あらすじ→ローマ教皇が死去→次期教皇を選ぶ選挙(コンクラーベ)を開こうとする→教皇候補者4名が誘拐される→誘拐犯から殺害及び爆破予告が届く(この爆破予告は先にドイツの研究所で盗まれた膨大なエネルギーを持った反物質)→トムハンクス演じる宗教シンボル学者ロバート博士が事件解決のために捜査に協力することになる。
1時間おきの殺害リミットを追いかけながら犯人の示したヒントを手がかりにヴァチカン市国・ローマ市内をかけまわる。謎解きのテンポが良くぐいぐいひきこまれる。
で、事件の背後には、過去にキリスト教に迫害された秘密の科学結社・イルミナティが存在しており、歴史を引きずった宗教的策略が見え隠れして謎を深めていく。
いかにも悪そうなスイス警察の人間が殺され、市民の絶大な人気を得た教皇侍従が次期教皇に推薦される流れにほっとしたところでどんでん返し。冒頭のシーンを思い返せば当然なんだけど、ミステリーとしてパンチは十分きいている。
2010.5.1★3.5

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