2010年9月1日水曜日

砂と霧の家

重い、エンディングも救いようがない、考えさせられる映画。夫に逃げられた精神的ショックから酒に救いを求めあげく重度のアルコール依存症を患ったジェニファーコネリー。ちゃんと働くこともせず、社会からドロップアウトした日々をおくっている。そんなもんだから、税金を滞納して、役所に家を没収されてしまう。この家はほどなく競売にかけられ、中東から亡命してきた男の手に渡る。この男は安く手に入れ、すぐに転売することだけが目的。ジェニファーは父親から受け継いだこの家を取り戻すことに執心。そこにこの物語中一番身勝手な警官が登場し、家族を捨てジェニファーの恋人に。恋人のことなら何でもとばかり、亡命男に必要以上の嫌がらせ行為で、家を取り戻すことを支援。亡命男は将軍だっただけあり全く動揺せず、計画を実行しようとする。この警察を陥れようと脅迫された事実をちくる。ここから終盤にかけて不幸の歯車がいっきにまわりだす。ベースには役所のミスがあったというのが何とも腹立たしい。
2010.8.17 ★3.0

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