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2010年3月23日火曜日

クリミナル

ちんけな詐欺師二人がひょんなことでであい、協力して偽造通貨をさばく闇取り引きで一山あてようと企む。
主犯の男は親の財産をめぐって、妹との間に訴訟問題をかかえている。で、この妹はホテルのコンシェルジュで、そのホテルが通貨引き渡しの舞台。
観ている人はこれらの要素が出来過ぎた設定であることに最後まで疑うことはないだろう。それだけ、テンポが良く、くせのある主役二人の演技にもひきこまれる。
終盤主犯の男が何も知らずに報酬の小切手を換金しようと、銀行へ。そこで、あっさりお縄ちょうだい。もう一人の犯人は、さっそうとその場から立ち去る。ここで、彼が相棒をはめたということを察するが、その後のシーンで仰天必至。監督はオーシャンズ13をつくった人で確かにあのような小気味良い雰囲気が漂っている。
2010.3.22 ★3.0

コントロール

ウィレムデフォー、レイリオッタ、二大俳優共演の医療サスペンスもの。
物語はレイリオッタ演じる凶悪犯罪者が死刑執行されるシーンからはじまる。気がつくと彼は手足を拘束され、ベッドに縛り付けられている。自分は何故生きているのか。戸惑う彼に告げられるのは、選択の余地のない新薬の実験体としての道、それを断れば墓場が待つのみ。この新薬、人間に罪の意識を醸成するというもので、凶悪犯罪者である彼が被験者としてもってこいということ。
この薬は徐々に効く。世の中の全てに怒りを剥き出しにすることしかできなかった彼は、毎晩自分が殺してきた者たちの夢にうなされ、抑えきれない罪悪感に支配される。それと共に心にも平穏を持ち始める。実験チームのリーダーであるウィレムデフォーは、この薬の効用を確信し、実験の第2ステップとして監視付き、GPSタグ付きで男を施設から解放する。
男は、仕事につき、職場の女とデーとしたり、相応に社会にとけこむ。しかし、過去に障害をおわせてしまった若者に謝罪にいくあたりから物語は急変。そして「●はただの●だった」という事実。
エピローグ、新薬の開発者だった男が妻と一緒に、心に傷を持った子どもたちのための施設にいるシーンがある。薬薬で解決しようとする世の中に対するアンチテーゼ、本当に大切なのは人との触れ合い、環境からかえなくてはならないことを訴えてくる。
2010.3.16★3.0

2010年3月10日水曜日

カタコンベ

パリの地下に実在するという広大な地下墓地カタコンベ。過去に何百万体もの死体が折り重なり、彼らは今も怨霊となり迷宮を彷徨う。こんなスリリングなシチュエーションを若者たちが黙って放っておくわけがなく、毎晩無許可のクラブ会場に。
主人公は心の病をかかえた若い女。精神療養をかねて姉のもとをたずねてアメリカからパリにやってくる。
姉はこの地下墓地クラブの常連で、妹に断りなく、パーティに連れ出す。当然、場の空気に馴染めるはずがなく、ホラー映画のお約束、暗い通路で単独行動。そして、迷う。暗闇で一人ぼっちという恐怖の舞台を整えた後は、都市伝説にある山羊のかぶり物をした得体の知れない大男を登場させる。散々追いかけまわされ、終盤、主人公もつるはしで反撃。そこでふと我にかえる。つるはしでぶん殴ったのは山羊男ではなく、姉の友人だった。全て姉のイタズラだったことを理解する。姉は激怒する、イタズラなのに人殺してんじゃねーよと。主人公、逆ギレ。イタズラに参加した仲間、全員滅多殺し。終了。
2010.3.10  ★2.0